2016年1月28日木曜日

中国のお話 花咲くお茶(工芸茶)

中国への出張は3回目になりますが、毎回気になっていたことがありました。
それは空港で売っているお茶です。
お土産用としての
シルク製品、石の工芸品、花が咲いているお茶
この三つは非常に目立ちます。
実は蘇州で生活しているときに他の2つはよく見かけるのですがお茶だけはなかなか見つかりません。
空港以外で購入は難しいと思っていました。
空港は高いし、と思って蘇州で探してみることに。


インターネットで検索すると
工芸茶や 細工茶
と呼ばれているようです。
桂花公园(桂花公園)の近くに日本語のわかるお茶屋さんがあるということなので会社の帰りに行ってみました。
残念ながら閉まっていて営業している雰囲気がありません。
仕方がないのでその足で、可能性のあると思われる蘇州の銀座と呼ばれる观前街(観前街)へ行って、お茶屋さんを探しました。
蘇州はバスが非常に便利で桂花公園から観前街へ1本でいけます。




観前街の入り口すぐのところにお茶さんがありました。
中を見てみるとガラスのツボが並んでいてその中にお茶が入っています。
さすが繁華街のお店だけあって外国人の対応も慣れたものです。
ツボの前に立つツボを開けて香りをかがせてくれます。
ツボを順に見ていくとありました。
丸い球状のお茶が。
香り(味?)によって値段が違うものが3種類。
香りを嗅がせてもらいましたが、みんなジャスミンの香りで違いがわかりません。
日本人らしく中間の値段のお茶を購入。
量り売りなので、100元(2000円)を渡して、言葉は一切話すことなく購入。
多分7元/gだったと思います。十数個入っていました。
お茶は日本に食料品売り場のように使い捨て手袋をして、袋詰めし、空気を抜いて渡してくれます。



個数ではなく、グラム売りなのでお金を渡したときどれくらいの量かがわからず緊張しました。
帰国してから重さを量ったら約1g/個でした。



日本に帰国後、百円ショップで買った2人用のガラスのティーポットに入れてみました。
初めて見た時はちょっと感動します。
もう少し大きめのテーポットのほうがよさそうです。
味は普通のジャスミンティーです。
花が開くまで待っていると冷めてしまうのが難点です。