今月、解剖見学の募集がありました。いつもの事のようですが、多数の応募がありました。うちの学校は午前、午後、夜間の部がありますが、午前でほぼ満杯になったようです。午後、夜間の部から苦情が出たらしく、各部で均等割した成績順?先着順?になりました。
解剖見学とは御献体の各部位を見させて頂くのです。我々鍼灸学校の生徒は、日本ではメスを持てないので、大学の先生方が行う解剖を見学させて頂く形になります。うちの学校は夏に中国留学研修があって、中国では実際にメスをもって自分で解剖ができます。
私は去年の夏に日本の解剖見学に行ってきましたので今回の募集はパスしました。その時も2年生は当日で募集は締め切られました。参加者の顔ぶれを見てみると女性が多いようです。私のクラスでも20代後半の女性で、中国でも日本(夏)でも解剖に参加した人がいました。こういう時は男性の方が尻込みするようです。
実際の解剖の様子ついては残念ながら書けません。解剖見学で最初に「御献体については話をしないように」と言われます。以前、インターネットでおもしろおかしく書いた学生(うちの学校ではない)がいて御献体のご家族などから苦情がきて問題になったそうです。興味のある方はとりあえず脇のリンクにある解剖のビデオを買って頂ければと思います。このビデオは生きている生身の体(外人)と、解剖した御献体の各部位を比較して見せてくれます。4枚組なので普通に映画のDVDを買うのと値段は変わらないでしょう。
見学でちょっと辛いのは、昼食以外、ずっと立ちっぱなしなこと。私は2日間見学した後、足がむくんで靴擦れを起し、しばらく普通に歩くことができませんでした。
これから見学に行かれる方は見学時は無理せず、休み休みすると良いでしょう。でも実際は全身を見るには時間も短く貴重な時間なので無理して見てしまうんですよね。
最後にご自身のお体を提供して頂いた方々、およびご家族、見学を実現させて頂けた先生方に感謝いたします。
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