2006年12月18日月曜日

葛根湯中毒?

今日、前の席の人が「風邪がやっと良くなって良かった」と言っていた。土日は風邪で寝込んでいたようだ。
良かった、良かった。
でも金曜日よりガラガラ声。本人は喜んでいるので「大丈夫?」とも言いづらいけど言った。



私は葛根湯の愛飲者である。葛根湯は風邪の初期症状には良く効く。会社に勤めていた頃は葛根湯中毒では?と思うくらい毎日のように飲んでいた。周りに聞くと同じような愛飲者がいた。同じような人がいると安心して飲める。
最近は「もしかして」って思うときしか飲まない。まっ、薬は飲むより飲まない方がいいし。



私のように葛根湯の愛飲者もいれば、全く効かないと言う人もいる。
東洋医学では、葛根湯は表証・実証でなければ効かないようだ。
簡単に言えば風邪にかかって、体の防御反応で熱が出る前、つまり体が弱る前に飲む。



表証とはまだ体内に侵入していない寒気を感じる程度、これを過ぎると裏証と言う。
裏証になり熱が出ると体が弱ってくる、これを虚証と言う。
つまり実証とは風邪にはかかっているがまだ体が元気な状態のこと。葛根湯は体に抵抗力がある状態で飲んでこそ意味のあるお薬。効かないという人は熱が出てから飲む人が多いのだと思う。人間は健気なときは薬を飲まないわがまま存在なのだ。



針灸も一緒。効く時期と効かない時期がある。風邪にかかったかな?と思ったら直ぐ針灸治療院へ行きましょう。明日では遅いのです。



でも私は針灸より葛根湯かな~。



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