肺の病気(肺疾患)には閉塞性と呼ばれるものと拘束性と呼ばれるものがある。
閉塞性肺疾患は肺への通り道(気管支)がふさがる疾患をまとめたもの。
気管支喘息/慢性気管支炎/肺気腫がある。
「気管支」が付くものは閉塞性だと言うことは直ぐ分かるが肺気腫がなぜ閉塞性なのか?
肺気腫は細かい肺胞がくっついて大きな肺胞になってしまい表面積が減ってしまうのでガス交換能力が低下してしまう病気。
ちなみに急性気管支炎は閉塞性肺疾患ではない。
そもそも気管支は硝子軟骨なので簡単にふさがるのだろうか?
憶測の1つとして気管支の内面が炎症を起して腫れてふさがるということも考えられる。
でも閉塞性肺疾患の特徴として、吸気はできるが呼気ができ難いというのがある。
なぜ呼気だけ機能が低下するのか?
実は、問題になるのは気管支末端の肺胞につながる部分。
さすがに細かい1つ1つの肺胞に開口している部分には硝子軟骨はない。
その部分に張りが無くなると閉じやすくなる。
肺気腫では肺胞がくっついて大きくなるので末端の気管支もそれに合わせてくっついて大きくなり弱くなる。
急性気管支炎は末端の気管支に炎症が出る前の状態なので閉塞性ではないということのようだ。
丁度、ストローの片方をつぶし、つぶした方を口に入れて呼吸をするとの同じ状態になる。
後、笛を吹くときに音が出るが吸うときは出ないのと同じかな?
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