今、学校で積聚の実習を行っている。
基本的な治療の流れは腹診をして背部で治療するというもの。
腹はある法則に従って領域を5分割して肝心脾肺腎に割り当て診察して、背部も5分割して対応する場所を治療する。
途中、脈を診て原穴で調整するなど細かくはいろいろあるが、その第6段階でおもしろいことを体験した。
今日、授業の初めに先生が井穴の話をした。
「積聚では各指の両脇に井穴があります。」
普通の経絡(6臓6腑)では片手(片足)に6個あることになるが、積聚では10個となる。
その時は単にそう思うだけだったし、実際に使い方は良く分からなかった。
実習も進み、治療の第6段階、井穴を「てい鍼」で確認してみる。
すると同じ強さで押しているのに特定の井穴だけやたら痛い。
そこへ糸状灸を据えてみる。最初は何も感じない。5~6荘目、かなり熱く感じるようになった。
と同時に体調にも変化が。
「ほー」と感心してしまった。
積聚のてい鍼を買いたい。でも普通に売っているのは「バネ付きてい鍼」しかない。
こう書くと誰かに突っ込まれそう、「バネの付いて無いてい鍼って唯の棒じゃないの」。
確かにその通りです。
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