2007年11月10日土曜日

牛乳への疑惑

一昨年から牛乳寒天を作って食べている。
寒天自体は食物線維だし、カロリーもない。
実はこの牛乳寒天にはいろいろ苦労話がある。
最初に普通の棒状の寒天を使って作っていた。
基本分量は寒天1本(4g)に水500cc。
これをそのまま牛乳に置き換えたら、困ったことに寒天が溶けない。
沸騰すること20分、ようやく5割くらい溶けたかな?っていうところで諦める。
牛乳は吹きこぼれ易いので火力調節が結構大変。
出来あがった物はぼそぼそした感じ。溶けきらない寒天も歯触りが良くない。
確かに蜜豆に入っている寒天も、ちょっと固いように思うが、牛乳ゼリーをイメージしていたのでちょっとがっかりした。
今度は牛乳の量を倍にしてみた。
出来あがったものはプルンとした食感で良い感じだ。でもまだ溶けきらない寒天が所々舌に当たる。
ある日、寒天を買うときに粉寒天が隣にあるのを発見。
これなら行けるかも、と試してみることに。
沸騰した牛乳に粉寒天を少しずつ加えて溶かしてみる。
しかしこれがまた大変。粉寒天が沈まず、牛乳の上に浮いて玉になって溶けにくくなる。
結果、沸騰させて10分、ひたすらかき混ぜる。
ここで粉寒天の説明書をもう一度読み直してみた。
そう、粉寒天は暖める前に入れるのだ。
今度は調子がいい。綺麗に寒天が溶ける。冷蔵庫で固めて食べてみる。
想定外の出来事がおこる。牛乳が白い部分と透明な部分とに分離して固まっている。
寒天が固まるときに濃度の違いで固まる速度が違うようだ。
白い部分は濃密で美味しいが透明な部分は今ひとつ。
でも不思議なのは、今まで分離して固まったことが無いのに何故急に。
最近、牛乳が薄くなった(メーカーで水で薄めている?)との疑惑が頭をよぎる。
そこでもう一工夫。
火を止めてからある程度冷めるまでしばらくかき混ぜてみる。
今度は最高の牛乳寒天ができあがった。
食感も味も最高。
今は、ちょっと蜂蜜を入れたりして、油物を食べる前に食べるようにしている。



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