2009年2月6日金曜日

サブプライムローン

先日、ファミレスで隣に座っていた若者達が「サブプライムローンって良くわかんないんだよな」とか「円高と円安の区別がつかなくて」と話をしていました。
経済学?のレポートを書いているんのか試験勉強か分かりませんが。



経済学を勉強していなくてもこれだけ騒がれているので一般教養として知っていないと患者さんと会話ができないですよね。
サブプライムローン問題についてよく分からない人もいるかもしれないので簡単に説明します。
ローンの顧客には大きく2種類があります。
・プライム
 返済能力も十分あり、返済実績のある優良顧客
・サブプライム
 返済遅延や収入が不安定で返済遅延の履歴がある非優良顧客
 (ニュースでは低所得者と訳されていますが)
プライム顧客は普通に銀行で融資を受けられますがサブプライム顧客はなかなか融資が受けられません。
アメリカは住宅バブル期。
住宅ローンに限ってサブプライム顧客に融資を行いました。
もし、返済が滞れば価格の上がった住宅を差し押さえればよいのでリスクがほとんどありません。
アメリカはサブプライム住宅ローンを優良と格付けしたので世界の多くの金融機関はそれに投資したのです。
しかし、住宅バブルが弾けると状況は一変。
差し押さえた住宅が売れなくなり資金が焦げ付いたのです。
結果、金融機関の貸し渋り貸し剥しがエスカレートし、企業経営を圧迫し始めます。



実は今勤めている会社が来月はじめに倒産します。
と言っても今流行の不況倒産ではありません。
社員の稼働率がほぼMAXの状態。仕事が無いための倒産ではなく社員が全員辞めるので倒産します。
私も今月はじめに退職願を出しました。
知人にその話をしたら「それってクーデターじゃないの?」
う~ん、言われてみれば確かに。
でも来月も再来月も同じを仕事をします。
社会の仕組みは奥が深いですよね。



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