先日、山正から封筒が届いた。
山正?どころだろう?
最初は良く分からなかったが中を開けてみるとせんねん灸(火を使う)に似たものが入っていた。
そう、2年位前に釣らないお線香ということで買ったことがあるところだった。
お灸関係では有名な老舗。
学校にも山正で作成された艾の作り方のビデオが置いてあった。
今回は割引キャンペーンの案内で試供品と一緒に送ってきたのだ。
実は先日、今になって釣らないお線香の使い方が理解できたところだったのだ。
お線香はお灸の時に艾に火を着けるために使う。
でも、艾は小さく軽く捻って皮膚の上に置くので火をつけるとき線香で倒れたりするころがある。
このとき、実は線香が当たって倒れることは少なく、線香の灰に艾が付いて引っ張られるのだ。
これを艾を釣ると言う。
学校では1分間に10荘捻って点火する試験があるのであまりミスはできない。
みんな釣らないお線香を探すことになる。
(慣れれば問題ない話なのだけれども)
私も釣らないと評判のお線香を山正で購入した。
当時は効果のほどをあまり実感できなくてこんなものかと思っていた。
このとき購入したお線香がまだあるので使い続けている。
開業してからお灸をする機会が増えた。
患者さんの半数以上はお灸を希望する。
患者さんによっては20~30箇所据えることも少なくない。
そしてついにこのお線香の使い方を理解するに至った。
以前は艾を倒さないようにそっと火をつけていたがこのお線香は違う。
灰を艾の上に置くように火をつけるのだ。
このお線香の特徴は灰が非常にやわらかく崩れやすいこと。
ただ、艾の重みで崩れるほどではないので普通にやると釣り上げる。
お灸って学校ではあまりやらないので現場へでてからちょっと苦労する。
巷の鍼灸院ではお灸をするところは以外に少ないので使いこなせればそれなりに売りになるかも。
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