2008年5月25日日曜日

変形性膝関節症

今、私の患者さんに変形性膝関節症の人がいます。膝の後ろに水が溜まっていて動きが悪く、少し筋肉が固まり始めていました。
膝の圧痛点にお灸、始めは透熱灸でも感じない状態でしたが、熱く感じるまで数十回灸をすえます。
その後、大腿四頭筋を鍼と按摩で緩め、マッサージで血流を良くします。
大腿部の筋肉群も最初はかなり固まっていましたが按摩を少しやるだけで柔軟性が戻ってきました。もみ始めは痛そうでした少しするとかなり楽になったようです。
次にマッサージを行うと膝に溜まった水はかなり少なくなりました。どうも水は炎症によるものでは無くリンパの流れが悪いために起こっているようです。
膝の症状とともに足が冷えると言うことなので腰椎を確認、しかし特に問題はありません。
次に梨状筋を確認、こちらは押すと気持ちがよく、楽になるようなので、押手で鍼の周囲を押さえながら刺針、長い鍼がなく置鍼は出来ないで、その後按摩をしました。
梨状筋のすぐ脇を神経や血管が通っているので大腿部の症状の大きな要因と推測できます。
坐骨神経痛の原因にもなりますが、まだそこまでの症状はでていないようです。
詳しく聞くと雪の日に転んだことがあってそれがきっかけの様です。
しばらくこの方法で治療しようと思います。
既に2回治療していますが、経過は良いようです。
今まで毎日のように接骨院へ行ってパルスとマッサージを受けていたのがほとんど行かなくなったそうです。



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