2007年3月13日火曜日

学校の施術所

先日、学校の施術所に行ってきました。
「学校の」ですから半分は学校の生徒や卒業した研修生の経験を積む場でもあるのです。大学病院と一緒ですね。最初にその主旨を記載した誓約書にサインします。
生徒や研修生の技術は大体分かっていたので今まで行く気は無かったのですが一人、素晴らしい先生がいらっしゃるんです。生徒で学校の施術所に通っている人の多くはその先生目当てで行きます。2年の実技を教えてくださっていた先生で、授業の時も感心するところがいっぱいあり、それから生徒で通う人が多くなったんですね。実際に治療に当たるのは研修生ですがその先生に声を掛けておけばフォローして頂けるんです。施術所で偉い先生なんですが、全然、偉ぶらないんです。全員が口をそろえて絶賛します。
ただ、毎日施術所にいらっしゃるわけではないので予め声を掛けておいてから予約をとるんです。そうしないと見てもらえないかもしれないので。施術所に行く日、まず、施術所の施術者控え室に顔を出し、先生がいらっしゃることを確認、「先生のいらっしゃるときに施術を受けたい」とお話ししたら、「何度も遠くから来てもらうのは悪いから」と直ぐにその場で予約を入れてくださいました。他の先生ではこうは行かないところですね。
基本は研修生がやりますが、その後、先生がいらしてくださって、研修生に説明しながら足りないところを先生自身で施術していただけました。



施術部位は大体私が思っていた通り、今までの他の鍼灸師さんが指摘しなかったところでしたので「さすが」です。しかもその施術所では按摩はやらないんですが、見本程度ですけどやってくださったんです。
最後に「他の人に同じようにやってもらえばいいのに」と。そうなんです。私が今回受けたのはこれが目的だったんですね。見事、的をつかれました。我々は鍼灸師を目指しているんですから自分たちで出来て当たり前にしないといけないのです。どう施術するのかが見たかった。



終わって時間を見たら、始まって1時間半も経っていました。先生に言われました。「きみの問診は大変だったよ」と。脳梗塞の他にもいろいろありましたからね~。研修生の方もご苦労様でした。「いろいろ」の部分はまたそのうちブログに書く予定です。そう言えば他の先生が問診の後、脈を診て「水分がもっととらなくちゃ」と言っていました。脈診の定番、六部定位では無かったような気がします。いろいろな先生がいらっさいますね。





実は以前、同じクラスの人が学校の施術所で施術されるところを見学させてもらうように施術所の人にお願いしたことがありました。当然、患者本人(同じクラスの人)の了解を得ての話です。でも施術所の人に断られ、学校の教育のためにあるのに「何で」、と思ったことがあります。きっと研修生が緊張するからなのかもしれませんが「鍼灸は閉鎖的」って思ったことがありました。でも「人によるんだな」っと改めて実感しました一日でした。
でも同じ疾患では、2度は行かないつもりです。



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