2013年1月29日火曜日

合同会社

治療院を開設している方には会社にしたいと考えている人もいると思います。
会社って何?
個人でやるのと何が違うの?
と思っている方も多いでしょう。
そこで会社にすると何が良いのか、考えてみました。

今、会社と言っていますが一般的にいうと法人です。
法人は、個人と同じで一人の人間と同じように扱われます。
従って資産がもて、我々が税金を払うように法人も税金を払います。
個人も法人も資産/利益に応じて税金を払うのです。
(法人でも個人でも、土地をもっていれば固定資産税を払います。)

ただ、法人にすると仕事に関する資産には相続税がかかりません。
社長が交代して業務を続ければよい話です。
家族で代々受け継いでいるお店など、法人所有にしておくと良いかもしれません。
一昔前は商売をしている家は有限会社という会社組織(法人)にしているところが多くありました。
しかし、現在、法律で有限会社は設立できなくなり、全て株式会社になります。

株式会社は購入した株(出資金)の分の責任があります。
倒産すれば出資金が無くなるということです。
(逆に儲けが出れば配当がもらえます。)
有限会社は株で出資する仕組みがありませんので倒産すればそれで終わりです。

しかし、株式会社は設立にそれなりの手間(株主総会/代表取締役/監査役)がかかります。
そこで有限会社の代わりに登場したので持分会社(株式会社の一種)と呼ばれるものです。
(社長は代表取締役を名乗れません)
その中で一般的なのが合同会社(持分会社の一種)です。
株で出資して法人を設立することは変わりませんが有限責任です。
(株に比例した権利も責任もありません)
個人経営のための会社組織といってもよいでしょう。
(ちなみに大手の西友も合同会社です)
将来、株式会社に変更することもできます。

設立費用(最低金額で社印の作成費や収入印紙などは含みません)ですが

株式会社 約20万円+出資金(1円以上)
合同会社 約6万円+出資金(1円以上)


税金ですが法人は個人に比べれば利率は高いです。
その分、控除が大きいので節税対策に会社を作る人もいるようです。
税務申告書の作成量も増えます。
出資金は1000万円未満にしましょう。税率が高くなります。
でも、ちゃんと節税対策すれば年収数百万以上ではメリットがあるようです。

私も会社を設立したことがないので内容に誤りがあるかもしれませんので、設立する場合は一度、会計士や弁護士に相談されることをお勧めします。