今年も大詰め。
来年に向けての行事の一つ年賀状。
今年も3DCGで絵を書きました。
ついでに今年の初めに出した年賀状の絵、ご紹介します。
住所を知っている人には今年も出しましたので楽しみにしてください。
来年の3DCGのネズミは結構かわいくできたかな、と自分では思っています。
念押ししておきますが絵は毎年自分でCGで作っています。
こちらはCGの作成画面です。
先日、刺絡の研究会に行ってきました。
浅見鉄男先生の研究会で、井穴・頭部の刺絡を行います。
浅見先生は93歳というお歳。それでも研究会に出席されるのはすごいです。
知り合いの先生から、「是非一度お会いした方が良い」と強い勧めもあり出席させて頂きました。
刺絡に関しては「治療に非常に有効」と多くの人が言う反面、血を抜くことに対して敬遠される方も多いようです。
一般的には道具を使って吸引し、多くの血を取るようなことが無ければ問題ないようです。
通常の刺絡は何度か見たことも受けたこともありましたが、今回、頭部の刺絡は初めて見ました。
「こう言うやり方もあるんだ」とちょっとビックリです。
やり方に関しては真似してやる人がいると困るので書きません。
後、今回のお話の中で「ほー」と思ったのは「80%効果が出てたらそこで治療はやめます」と言うところです。
多くの経験からそれ以上治療を続けるとかえって悪くなることが多いそうです。
これは、それ以上治療を続けると体が元に戻ろうとする力(悪くなる力)が強くなり、その反動だろうと言っていました。
その他にも、治療頻度、出血量や出血方法のポイント、など幾つか刺絡のポイントについて教えて頂きました。
今回参加された方の中に「治療ポイントに手術の後(頭部)があるために私の刺絡では治療できません」と断られた方がいらしたようです。
現代医学ではない治療法の中には「何でも(癌でも)治ります療法」をよく見かけますが、きちんと出来ること出来ないことがある治療法は信頼性があるように感じました。
最後に浅見鉄男先生の本にサインを頂き握手、そして一緒に記念撮影をしてその場を後にしました。
今、学校で積聚の実習を行っている。
基本的な治療の流れは腹診をして背部で治療するというもの。
腹はある法則に従って領域を5分割して肝心脾肺腎に割り当て診察して、背部も5分割して対応する場所を治療する。
途中、脈を診て原穴で調整するなど細かくはいろいろあるが、その第6段階でおもしろいことを体験した。
今日、授業の初めに先生が井穴の話をした。
「積聚では各指の両脇に井穴があります。」
普通の経絡(6臓6腑)では片手(片足)に6個あることになるが、積聚では10個となる。
その時は単にそう思うだけだったし、実際に使い方は良く分からなかった。
実習も進み、治療の第6段階、井穴を「てい鍼」で確認してみる。
すると同じ強さで押しているのに特定の井穴だけやたら痛い。
そこへ糸状灸を据えてみる。最初は何も感じない。5~6荘目、かなり熱く感じるようになった。
と同時に体調にも変化が。
「ほー」と感心してしまった。
積聚のてい鍼を買いたい。でも普通に売っているのは「バネ付きてい鍼」しかない。
こう書くと誰かに突っ込まれそう、「バネの付いて無いてい鍼って唯の棒じゃないの」。
確かにその通りです。