われわれの間ではこう呼んでいる。
電子カルテのこと。
今、私がやっている仕事。
最初画面を見たとき、SOAPの入力が画面が。
普通の病院でもやはりSOAP、っとちょっと感激。
よく分からない人のために、SOAPとは
S (Subjective) 主訴
O (Objective) 理学所見、検査所見等の客観的情報
A (Assessment) 評価・分析
P (Plan) 検査や治療の指針等の計画
の分類をあらわす。
カルテはこの分類に沿って書いていく。
学校の臨床でもやはりこの書き方でカルテを書いた。
電子カルテではこのほかにフリーフォーマット(単に白紙)も用意されている。
そもそも電子化は必要なのだろうか?
学校ではカルテが追加されていくと追加された新しいカルテは糊で一番上に貼り付ける。
人によってはかなり分厚く重くなる。
患者が来たときにカルテを探すのも大変。
電子カルテは時代の流れということだろう。
私も学校の臨床の時に手書きで書くのが苦痛だった。
基本的に改竄につながるので修正液は使えない。
電子カルテでも修正は出来ないようになっている。
(取り消し線はOK)
その他、以前のカルテをコピーして記入したり、レントゲン画像や検査結果の貼り付けが簡単にできる。
後、目立つ機能は看護記録。
褥瘡の文字が。
現実でも褥瘡は大きなトピックのようだ。
看護記録にも世界標準の書き方がある。
NAND,NIC,NOC。
いろいろ本も出ているようだ。
実は、実際の病院の業務ではカルテよりオーダーと呼ばれるシステムが重要視される。
オーダーとは簡単に言うと指示書。
検査依頼や入院手続き、投薬など、全てオーダーで行われる。
そして結果もオーダーに含まれる。
検査結果、入院時のベッド位置、投薬内容。
重要な情報がオーダーシステムに集中する。
そしてこれらのデータは診療報酬につながっていく。
2008年7月16日水曜日
電カル
2008年7月6日日曜日
国家試験_試験会場編
このシリーズ、前回からちょっと間が空いてしまいましたが国家試験当日のお話です。
国家試験は、晴眼者は大学や予備校、視覚障害者は盲学校が会場が会場になります。
今年の東京の晴眼者は大正大学(西巣鴨)でした。
集合時間は8:20、試験は午前9:00~11:00、午後13:10~15:10、開場は集合時間の30分前です。
お昼休みがちょっと多めですがですがこれには理由があります。
視覚障害者の試験は、実は各1時間多くなっています。
私の席は大きな講堂のような場所で、一人置きに座ります。
集合時間から開始時間まで時間がありますがこの間に
・注意事項の説明
・試験/解答用紙の配布
・解答用紙への受験番号と氏名の記入
を行います。そして一人一人監督官が確認していきます。(ちらっと見るだけですが)
ですから受験番号と氏名を書き忘れるということは基本的にありません。
お昼は弁当持参です。休憩室のようなところもありますが直ぐにいっぱいになるので基本的には席で食べます。外出はできますので外で食べることも出来ますが近くに食べるところがあまりありません。
会場の前にはいろいろな業者さんがいろいろなものを配っています。
求人関係や予備校関係、それらに紛れてお菓子の試供品を配っている人もいました。
私は気づきませんでしたが試験の解答(速報)を載せているサイトを案内するチラシ(たぶん予備校)を配っていたようです。
このチラシを貰った人は翌日には自分の試験結果が大体分かっていたようです。
(普通は数日後に学校で行われる答え合わせまで分かりません。)
ただし、ネットの速報と学校が作った解答は数問違うところがありました。
学校の作成した解答で採点したほうが点数が良かったです。
過去問を解いていたときの点数と本試験の点数が大体同じくらいでした。
国家試験では過去問が重要というのを改めて感じました。